社名

株式会社い志井noCOCORO

業種
農林水産業ビジネス・サービス製造および品質管理物流/運輸
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貴社の事業、販売製品および提供されるサービスについて教えて下さい。
肉や野菜など、食品の鮮度を保ちながらチルド物流する新しい技術と方法論を提供します。臓器移植の技術を応用したパーシャルスノー物流による温度と浸透圧調整で管理が難しい豚の内臓肉において冷蔵での消費期限11日を実現。既に実際の商流での物流システムの構築に成功し年商1億円を達成しました。
起業の動機、貴社事業の特徴、それが貴社、貴社の関係者もしくは環境に与える影響、ならびにグローバルに世界へ展開するにあたっての貴社の希望、夢および計画について教えて下さい。
起業の動機は、自身の腎移植の経験により、移植される臓器の保存や運搬の方法に興味があったが、専門誌の記事でその方法を知り、食品としての牛や豚の内臓肉の保存、運搬にも使えるのではないかと思ったのがきっかけ。事業の特徴は、生鮮食品のウィークポイントである時間と距離の問題を同時に解決した点にある。開発にあたっては、鹿児島大学農学部教授との産学共同研究によって取り組んでおり、チルド状態で良好に保存できる期間を大幅に伸ばすことに成功し、生産地から遠くの市場に供給することが可能になった。しかも大がかりな設備を必要とせず、一般物流チェーンを使えるのでランニングコストを抑えられる点も特徴。周囲に与える影響としては、元々ほとんどが価値の低い冷凍品として出荷されていた牛や豚の内臓肉に新たな付加価値を与えたこと。また自然由来の食品添加物以外使用しないので環境への負荷もかからない。この技術と方法は、魚、野菜など生鮮品全般に応用できるものであり、世界規模での地域偏在を解消することにつながる。生産者にも消費者にも喜ばれる物流とマーケットの可能性を広げるビジネススキームの構築を図っていく計画。
貴社事業の成長に大きなインパクトを与え、グローバルに世界へ展開することで事業の成功を一段と高めるためにフェデックス・スモール・ビジネス・アイデア・コンテストで得た賞金をどのように使う予定ですか。
これまで私たちは、図らずも生鮮品物流の中で最もハードルの高い、豚内臓肉で一定の成果をあげることができた。豚内臓肉は鮮度保持が難しい上に市場価格が低いため、鮮魚や枝肉のように保存と物流にコストをかけることができないからだ。そこで力を発揮したのが「パーシャルスノー物流」だ。塩分やペーハー値、浸透圧などを生体内と同じ状態のアイソトニック状態に保ちながら氷温帯に温度管理することで、生菌数を抑えドリップの少ない状態で保管できる技術だ。現在はさらに特殊な初期処理によって初発生菌数を徹底して抑制することでさらに保存性を高めるテストを行っている。内臓肉で培ったこの技術は、鶏肉や鮮魚、野菜にも有効であることは容易に想定できるものであり、賞金はこの研究開発に充てたい。様々な品種に渡り、保管しながら菌数チェックや官能テスト、細胞レベルでの解析テストなどを行いながらエビデンスを積み上げていきたい。生鮮品の鮮度管理を容易にし、低コストでの長期保存を可能にする。しかも人体にも環境にも安全な「パーシャルスノー物流法」は、食品の生産と流通に革命を起こすものであると考えている。